1. ホーム
  2. news
  3. ≫金融道を語る(コラム)

金融道を語る(コラム)

昭和40年代初頭、庶民金融として立ち上がった消費者金融業界。
現在では上場企業から銀行系のブランド企業など
かつてのサラ金というイメージからはかけ離れたビジネス産業となった。
①業界内での顧客情報交換。
既存顧客の利用データを有効活用することにより
各企業の経営体質に応じた顧客(消費者)を獲得し維持する。

②リスクが高い無担保個人信用貸付でありながら、
小口金融であること。そして他業種には類を見ない利ざや。(粗利)

③培った顧客情報を他業種に対してかたくなに公開を拒否してきたこと。
これこそがわずか30年程度の歴史において10兆円産業と呼ばれるにいたる
この業界の特質であり、成功の基盤といえるのではないか。
しかし、業界が現在に至るまでには当初の創業者や関係者には
数え切れない努力と苦悩の時代があったことも事実である。
ちなみに現在の大手企業の大半は
元ナニワの金融業者が多い。
現在は首都東京へ本社、登記を移転しているが
やはり、金融業はナニワの金融道が現在の
上場企業となるまでにいたる道のりであろう。

 

 

キャッシングの会社は今でこそ優良企業と呼ばれるまでに育ったが
高度成長期には決行エグイ取立てや過剰融資がとり立たされた時代もある。
ただ 現在いえることは漫画やドラマで演じられているようなエグイ
消費者金融はもうありません。
一部報道で「金なかったら○○売ってからいわんかい。」など
威圧的な言動で取立てを行っているシーンが取り上げられた時期もありましたが
威圧的言動は法的にも認められていないので現在では
あのような言動を発する督促担当者も存在しないと思います。
現在の法倫理では何でも弱者優先の措置を基準にしており
企業=強者  消費者=弱者となります。
しかし弱者であるはずの消費者こそが法律のもとでは強者となる。
極端な例だが
「金借りといて 返されへんとはどういうことや?」と企業が言えば
「ないもん どないもこないもでけへんがなワレ!!」と消費者が言う。
このやりとりで基本的に消費者が勝利する。これが現代の
金融道でもあります。
しかし、日本の風土では 借りる=後ろめたい 借りる⇒返すというのが
生まれながらに身についた理論であり「借りたら返す」
「返せるから借りる」という基準を見間違わないよう願いたいものです。

 

昔の金融道 というと サクっと貸して ギスギス刈り取る(回収する)という感じか?
そのテクニックが威圧的な行為であったり法的回収の迅速化だったような気がします。
しかし現在の金融道は「もうあかん破産しますわ」と言われないような
ローリスクな貸付を行うだけのような気がします。
「借りたら返す」という当たり前のことをあたりまえにこなしてくれる消費者を
ターゲットにしぼり蓄積された技術での完成された信用貸付なのかもしれません。

以上、支払いの督促に関する一部の極端な例などを挙げましたが
私の願いは「ないもんどないもでけへんがなワレ!」とは言わず
「今どうしても返済苦しいのですがどうするべきでしょうか」と消費者が言えば
「事情を伺います。そして最良の手段を考え、選びましょう」という企業

「今必要なので貸してください。必ず返済します。」という消費者の意思と
「当社を選んでいただきありがとうございます。あなたを信用します」
という企業の意思表示(契約実行)がそのまま契約内容どおり完了する。
そういう関係であって欲しいと考えます。
現代の消費者金融は業務集中化(コンタクトセンター化やサービスセンター化)してしまい、表向きに表現するコンシューマーサービス精神と悪経営環境における自社の利益の狭間で非常に矛盾した営業を強いられているように感じます。
もし、貸しすぎた消費者金融と借りすぎた消費者という関係があるのなら
お互い平等な関係のもとに和議解決となってほしいものです。