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多重債務者の弁護士依頼について2(コラム)

【理想】
冒頭に述べた若手弁護士がどのような仕事をしているのか?なんとなく想像できるが、決して「ヤミ金」を相手に戦っているとは思えない。なぜなら、「ヤミ金」は金利規制の中で事業をしているわけではなく、ハナから違法金利での利益を目的として運営しているはずだからである。そんな業者に対して、利息制限法超過部分について返還請求を起こそうとも費用倒れになるのは目に見えている。まして「ヤミ」の裏にはとても恐ろしい組織が存在する可能性がある。知的な弁護士がわざわざそのような高リスクの相手に単独で利益を取りにいく思えない。おそらくTV出演の弁護士は単純に多くのまともな消費者金融(法律の範囲で営業している一般的な消費者金融)で借入をした多重債務者を相手に多くの依頼を受けることが主体の弁護士だろうと思う。

手数料&過払い返還金などかつて消費者金融が手に入れてきた利益を現行の法律のもと引き抜けるだけ引き抜いていく。このようなことが可能な時代であることも確かだと思う。
消費者金融は儲けすぎだ…。私も個人的にそう思う。しかし、利用する債務者は基本的に契約上の金利が付加されることは承知している。ただ消費意識のコントロールができず多重債務者になる人も少なくない。「ヤミ金融かな?」と疑う相手からも融資を受ける人。必ず返済するつもりで借りているものだと思います。貸しすぎない法規制を施すなら、借りすぎない教育と民族性を今一度見直すべきだとも考えます。債務者からすれば借りすぎはわかっている…がどうにもできないという状態を迎える。消費者金融は多くの顧客からリスク分散した利益を得る。焦げる債務者からは利益を生み出せない。しかし、仲介した弁護士はこの多重債務者から利益をむしりとる。本当に弱いのはやはり債務者であり、消費者金融に儲けさせるか、法曹に儲けさせるか?というビジネスZONEが存在する。どちらのZONEにいても債務者は弱い。司法、立法、行政が強く着目してほしいポイントではないかと考えます。
将来的には、消費者金融業界が推進する消費者相談センターなどの発展が望ましいとも思います。借主と貸主により構成されるルールのもと法的に問題ない範囲で、経営上の課題をコントロールするうえでも日本古来からある「和議解決」というものをうまく社会表現してほしいものです。